問い合わせのきっかけ(お客様の言葉起点)
「一度きれいにしても、すぐ元に戻るんです。
清潔が“続く床”にしたくて」
今回のご相談は、地域で長く営業されている飲食店さまからでした。
開店前後の清掃は欠かさず行っているものの、油汚れや黒ずみが取れきらず、“掃除しているのに清潔感が安定しない”ことに悩まれていました。
見た目だけでなく、「スタッフの清掃負担も減らしたい」という声が印象的でした。
現地での違和感・初期判断
現地確認でまず感じたのは、床表面のベタつきとムラ感です。
特に厨房と客席をつなぐ動線部分は、皮脂・油・洗剤残りが層になり、通常清掃では落ちない状態でした。
このままでは、上から拭いても汚れを広げるだけ。根本洗浄が必要と判断しました。
比較した選択肢(やらなかった案)
検討した選択肢は以下です。
・簡易洗浄のみ
・ワックスの上塗り
・全体洗浄+保護処理
簡易洗浄では油分が残りやすく、再汚染が早い。
ワックスの上塗りは一時的にきれいに見えますが、汚れを閉じ込めてしまうリスクがあります。
今回は「清潔が続く」という目的に沿い、一度リセットしてから守る方法を選びました。
判断軸と意思決定の関係
判断軸は3つです。
・汚れを隠さず除去できるか
・日常清掃が楽になるか
・営業に支障を出さず施工できるか
お客様の「きれいを維持したい」という意図と合致し、全体洗浄+仕上げ処理で進めることに決定しました。
最終判断と条件付きの結論
最終判断は、床全体の機械洗浄+保護処理+メンテナンス共有。
条件として、
・過度なツヤは出さない
・滑りやすくしない
・日常清掃は“特別なことをしなくていい”状態
この3点を重視しました。
施工内容と現場の工夫
まず、固着した油汚れに合わせた洗剤を選定し、床全体に塗布。
一定時間なじませてから、ポリッシャーで洗浄を行います。
この工程で、黒く濁った汚水がはっきりと回収できました。
仕上げは、汚れの再付着を抑える保護処理。
厨房と客席で摩耗条件が違うため、エリアごとに仕上げを微調整しました。
仕上がりとお客様の反応
仕上がりは、色味を変えずに明るさと均一感が戻った状態。
お客様からは、
「床が軽く見える」
「掃除したあとにムラが出なくなった」
「スタッフが“拭きやすい”って言ってます」
という声をいただきました。
“きれい”よりも、“続けやすい”変化を実感していただけたのが印象的でした。
同じ悩みを持つ人への一言(押し売り禁止)
床は、一度きれいにするより、どう保つかの方が大切です。
掃除しても戻ってしまう場合、それはやり方の問題ではなく、床の状態そのものかもしれません。
まずは現状を知ることからでも十分だと思います。
現場のシーンを想定したQ&A
Q1. 毎日掃除しているのに黒ずむのはなぜ?
A. 油や皮脂が層になり、日常清掃では落ちなくなっているためです。
Q2. ワックスをかければ清潔が続きますか?
A. 下地が汚れたままだと逆効果になることがあります。
Q3. 営業を止めずに施工できますか?
A. はい。営業時間外や定休日対応が可能です。
Q4. どれくらいで再施工が必要ですか?
A. 使用状況にもよりますが、定期的な点検で判断できます。
今回の現場では、「清潔を保ちたい」という言葉の裏に、
現場の負担を減らしたいという本音がありました。
だからこそ私たちは、作業内容だけでなく、続けられる状態を一緒に考えることを大切にしています。