1. 問い合わせのきっかけ|「どこから手をつけていいか分からなくて」
今回のご相談は、共働き世帯のお客様からでした。
「年末が近づいてきて、水回りが全部気になってきました。
でも一か所ずつ頼むと高そうで…。
水回りセットって、実際どうなんですか?」
よくある質問ですが、“楽をしたい”というより“失敗したくない”というニュアンスが強い相談でした。
2. 現地での違和感・初期判断|汚れの重さに差がある
現地確認でまず感じたのは、汚れの濃淡です。
・浴室:水垢とカビが全体に広がっている
・換気扇:油は多いが、分解すれば落とせるレベル
・キッチン:シンクは軽度、コンロは焦げ付きあり
・トイレ・洗面:日常清掃はされているが、蓄積汚れあり
「全部同じ温度感で汚れているわけではない」
ここが、セットをどう使うかの分かれ道になります。
3. 比較した選択肢|あえて“やらなかった案”
その場で整理した選択肢は次の3つでした。
1)一番汚れている浴室だけ単品で依頼
2)キッチン+換気扇だけを重点的に
3)水回りセットで一度リセットする
1)と2)は費用は抑えられますが、他の場所の「気になる」が残る。
結果的に「また来年も同じ悩みを抱える」可能性が高い。
そこで今回は、3)のセット利用を前提に、範囲と内容を調整する方向で検討しました。
4. 判断軸と意思決定|金額より「整理される感覚」
判断軸は大きく2つです。
・単品合計と比べて、どれくらい差があるか
・一度で「家の中が整った」と感じられるか
2025年現在、水回りセットは
単品合計より1万円前後安くなるケースが多い。
それに加えて、「あちこち業者を呼ばなくていい」という精神的な負担軽減もあります。
5. 最終判断と条件付きの結論|万能ではないが、使い方次第
最終的には、
・浴室
・換気扇
・キッチン
・トイレ
・洗面所
の5点セットを基本にしつつ、
「浴室エプロン内部は今回はやらない」
「コーティングは不要」
といった取捨選択を行いました。
水回りセットは、
“全部盛り”にするものではなく、“整えるためのベース”
という位置づけが現実的だと判断しました。
6. 施工内容と現場の工夫|同時進行だからこそできること
当日は複数名で入り、作業を分担。
・浴室:水垢は酸性、皮脂は中性と洗剤を使い分け
・換気扇:シロッコファンを分解し、油を除去
・キッチン:焦げは削らず、時間をかけて浮かす
・トイレ・洗面:素材を傷めない範囲でリセット
同じ日にまとめて行うことで、
養生・動線・水の使用を効率化できるのも、セットの利点です。
7. 仕上がりとお客様の反応|「家が軽くなった感じ」
作業後の第一声は、
「一か所ずつじゃなくて、全部やってよかったです」
特に印象的だったのは、
「掃除した場所を意識しなくて済むようになった」
という言葉。
水回りセットの価値は、見た目以上に“気持ちの整理”にあります。
8. 同じ悩みを持つ人への一言|セットは“判断を減らす道具”
水回りセットは、安さを競うものではありません。
「どこを、いつ、どうするか」を考える手間を減らすための選択肢です。
・忙しくて考える余裕がない
・一度リセットしたい
・来年を楽にしたい
そんなタイミングなら、十分意味があります。
9. 現場を想定したQ&A
Q1. 水回りセットは本当にお得ですか?
A. 単品合計より安くなるケースが多いですが、内容確認は必須です。
Q2. 汚れが軽くても頼んでいい?
A. 問題ありません。軽いうちの方が時間も費用も抑えられます。
Q3. 繁忙期は避けた方がいい?
A. 年末は高くなりやすいので、9〜11月が狙い目です。
Q4. 大手と地域業者、どちらがいい?
A. 例えば おそうじ本舗 や ダスキン は安心感があります。一方、くらしのマーケット では価格重視の選択も可能です。
Q5. 駐車料金は別ですか?
A. 別途実費の場合が多いので、事前確認をおすすめします。
水回りは、暮らしの“基礎体力”のようなものです。
一度整えると、その後の生活が確実に楽になります。
水回りセットは、
「掃除を頼む」以上に、「暮らしを整える判断」。
その視点で選んでいただければ、後悔は少ないはずです。